LOVERSARTS

陰陽芸術®️光と闇のその先へ

【Toyomi Dubai Solo Exhibition】

Toyomi Dubaiは、「陰陽芸術®」という独自のコンセプトのもと、光と闇、生と死、変化と永遠といった二元性を統合する、多次元的な意識の世界を探求しています。
本展示では、花をモチーフに「女性性」をテーマとし、生命の循環の中に宿る聖なる喜びと憂鬱を描き出します。

女性の生き様は、花そのもの。
Toyomiが捉える花姿は、愛され抜く瞬間の煌めきであり、愛の交わりに潜む孤独、背徳、そして罪悪感でもあります。花は、私たちが生きる中で繰り返す変化や喪失、快楽と堕落など、数えきれない物語を、静かに語りかけてくれるのです。

その一瞬の“儚さ”の中にあるのは、女性としての強さと美しさ、そして「エクスタシー」のようなエネルギー。

写真と絵画を融合させる独自の技法 「フォト・オン・ペインティング®」 を用い、時間の層を重ねるように、具象と抽象、一瞬と永遠を共存させています。
また、日本の伝統美を意識し、ゴールドやリアルな蝶の標本を取り入れることで、現代的な感性と古層の美意識を感じることができます。

Toyomi Dubaiの作品は、女性が生きていく上で抱える自己矛盾に、優しい光を当てるものです。
「生きたい」「死にたい」「愛されたい」——
私たちは、まばゆい光と漆黒の闇のあいだで揺れながら、生き続けています。
その葛藤は、誰もが抱える内なる戦争。
いつか私たちは、その戦いを終わらせ、自分の中にある真の平穏を見出せるのでしょうか。

今回の展示では、新作シリーズ 「エクスタシー」プロジェクト を中心に構成いたしました。
「光」と「闇」——その先に、何があるのか。
光を見出したとき、影は姿を現す。
その瞬間、私たちはようやく自らの神性に触れるのかもしれません。